別冊100分de名著「『幸せ』について考えよう」〈共著〉 「哲学の章」
別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう
幸福とは、最高の善である。――アリストテレス幸せになりたい。でも幸せではない。どうしたら幸せになれるのか?――有史以来、人間は常にこの難問と向き合ってきた。本書では、文学・経済学・哲学・心理学の4分野から、それぞれ代表となる名著を紹介し、「幸せ」の正体へと迫っていく。『NHK100分de名著』初の別冊シリーズ。[内 容]はじめに 名著から「幸せ」を考える■文学の章 井原西鶴『好色一代男』『好色一代女』(島田雅彦) ―幸せとは、断念ののちの悟りである■経済学の章 アダム・スミス『国富論』(浜矩子) ―幸せとは、人の痛みがわかることである■哲学の章 ヘーゲル『精神現象学』(西研) ―幸せとは、ほんとうを確かめ合い、自分の生を肯定することである■心理学の章 フロイト『精神分析入門』(鈴木晶) ―幸せとは、愛する人が幸せでいることである
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○別冊100分de名著
「幸せ」について考えよう
2014年1月2日に放送された新春スペシャル「100分de幸福論」がムックになりました。
(NHK出版)
別冊100分de名著「『幸せ』について考えよう」〈共著〉 NHK出版2014 5.30
※「哲学の章」を担当しています。
……自分とは個別性に囚われた存在で間違うこともあるが、だからこそそれを自覚してつねに他人と語り合い、ほんとうによいことを確かめ合いながら生きていくということ。そんな経験を重ねて、絶えず自分を新しくしながら、社会のなかでいい仕事をしていくこと。
そんな生き方ができれば、人は自由にもなれるし、同時に幸福にもなれるはずだ……。ヘーゲルの『精神現象学』から導き出される「幸せ」の姿は、このようなものではないでしょうか。(本文より)
リンク:
http://www007.upp.so-net.ne.jp/inuhashi/hyousi2.htm